ターコイズの話


ターコイズを科学的な名称で呼ぶと「水酸化銅アルミニウムリン酸塩」
銅、アルミニウム、酸水素、リン酸塩の成分を含んだ地層に少量の水がしみこみ、蓄積して結晶化することでできます。

これらの成分の比率に比率によって絶妙な色の違いが生まれるのが最大の特徴。
通常、銅の含有量が増えると青みが増し、アルミニウムが入ると白みがかかります。
ブルー、水色、グリーン、ライトグリーンとターコイズのカラーは成分により様々です。

色や形状、硬度のほかに、ターコイズの特徴を決めるものに「マトリックス」と呼ばれる模様があります。
これは石の粒子ができる過程で混入する黒や茶色の不純物でマトリックスがどのように入るかによっても、石の表情や硬さが変わります。

ターコイズは採掘された鉱山の名前でよばれます。
ビズビーやナンバーエイト、ローンマウンテン、ランダブルーなどが有名です。

天然石は希少ゆえに模造品がよく出回ります。
ガラスや、エナメルを染色した模造品や香港ではプラスチック製のターコイズが作られています。
まがいもののターコイズをつかまされないよう信用できるバイヤーのお店で購入される事をお勧めします。